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私が転職に踏み出した理由は会社人間から社畜への変化

社畜という言葉を近年よく聞きますが、初めて聞いた時はショッキングな言葉でした。響きがとても残忍です。

社畜とは、会社に飼い慣らされた家畜のようになってしまったサラリーマンを指します。自身の意志や良心を放棄した会社員の意味で、軽蔑の意味が含まれている言葉です。ブラック企業というほどかは解りませんが、私もちょっと社畜的な経験があります。良い言い方をすれば、やはり仕事一筋の企業戦士とか会社人間のような言い方もできますが、端から見れば正に社畜と言える生活だったように思います。

 

当時の心境は・・・

当時、そういった言葉は私の中に思い浮かぶこともなく、会社の願いの通りに一所懸命頑張ることが逆に生き甲斐のようにも感じていたくらいでした。

ところが結婚してからは、それが一つの悩みに変わって来ました。自身の感情を超えて、会社や上司の言いなりになることは会社の貢献意欲の現れでもあり、自分では良いことのように思っていました。ところが、労働時間という点が家庭持ちのとなった私としては、大きな悩みのタネになってしまいました。

なぜかというと、独身だった時は、自身の時間を割いて会社に貢献するだけだった単純なことが、結婚後は、それが家族と過ごす時間を割くことに直結してしまうようになったからです。つまり、残業等が家族への影響を及ぼすようになりました。

残業は当たり前で、何日も帰宅せずに仕事をすることもありましたので、私個人の犠牲ではなく、家族の犠牲にもなってしまっていました。そういうことがあって、独身の時は楽しく仕事をしていたのが、結婚後は会社に時間を割くことが苦痛になってしまっていたのです。

今思うと、独身の時は会社人間であり、結婚後は社畜という言葉が当てはまるように思います。

つまり、自身で納得して一生懸命会社に貢献して、楽しく喜んでいる状態であれば、企業戦士とか会社人間であり、奴隷のように苦痛を感じながら会社の言いなりになっている状態であれば、それは社畜だと言えるでしょう。簡単に言ってしまえば、喜んで従っているなら会社人間、いやいや従っているなら社畜です。

 

大切なものを考える

ということで、私は結婚後は社畜状態となってしまい転職を考えるようになりました。そして、長期的に見て、家族と過ごす時間が大切だと考え、実際に転職に踏み切りました。私は収入が少ないからという理由ではなく、会社の仕事に家族との時間を取られるのが嫌だというのが転職の理由だったわけです。

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