thermometer-833085_1280

リクルートエージェントを使った転職成功談(薬剤師)

転職の経緯

私が学生だった頃に同じサークルだった渡辺君(仮称・当時29歳)は、卒業後に薬剤師の資格を取得して調剤薬局に就職しました。

その調剤薬局は、彼の自宅からすぐそばにあり、総合病院のすぐ近くにあったということで、通勤時間をあまりかけずに幅広い分野で処方箋を取り扱いたいという彼にとっては、まさにピッタリの職場だったようです。仕事を始めて1年ぐらいは、処方箋を覚えるのに必死で、職場環境や雰囲気、人間関係などはあまり重要視していなかった渡辺君ですが、ふと仕事が一段落した時に周りを見ると、人間関係は決して悪いということはなくてもずっと同じ職場でステップアップもせずに同じ仕事を続けている人が多く、もしかしたら自分も将来はそうなるのではないかと漠然とした不安を感じたそうです。それが、W君が職場を変えたほうが良いかなと考えはじめたキッカケでした。

薬剤師の多くは調剤薬局に務めていて、そこでいろいろな処方箋を扱いながら専門的な知識を身につけていきます。どんなタイプの処方箋を多く取り扱うかは、その薬局のそばにどんな病院があるかによって大きく異なり、渡辺君の場合には総合病院が近くにあったため、内科や外科など幅広い診療科目について処方箋の勉強が出来たわけですが、専門性がそれほど高くはない処方箋が多いため、長く勤めていてもルーチン的な処方箋が多かったようです。

利用した転職サイト・転職エージェント

渡辺君が利用したサイトは、リクルートエージェントでした。

他にもエージェントはたくさんありましたが、なぜこのサイトを利用したかは、渡辺君がキャリアとかステップアップを意識した結果だと思います。

r-agent2

こうしたサイトやエージェントは、それぞれ取り扱う求人の内容が異なり、調剤薬局からの求人でも、大手のチェーン系薬局もあれば、地域密着型で複数店舗を持たない所まで幅広くあるわけです。リクルートエージェントは、その中でも企業規模が大きなものをたくさん取り扱っているので、ステップアップやキャリアアップしやすい職場が見つかるのではないかと渡辺君は考えたのではないでしょうか。

私は仕事を探している最中の渡辺君と一度食事をしたことがあるのですが、その時彼は、調剤薬局という同じ業種で働くべきか、それとも資格を生かして開発や研究に携わるべく製薬会社へ就職したほうが良いのかという点で悩んでいました。その後、全国的にネットワーク展開している調剤薬局へ転職を決めたというニュースをもらったので、同業種を選んだのだなと思いましたが、職務内容や仕事のやり方を理解している職場の方が、新しい職場になっても働きやすいのかもしれません。

転職後の変化

転職する理由は人により様々です。

私の周囲には仕事を変える人は珍しくなく、いろいろな理由で職場を変えているのをよく目にしています。その中には、社畜となって精神的なストレスに押しつぶされそうになって仕事を変えたという人がいたり、やりたいことが見つかったから職場を変えたという人もいたりします。

渡辺君の場合には、働いている職場に対して大きな不満を持っていたわけではありませんが、自分自身のキャリアとか将来に対して漠然とした不安を抱き、それを解消するために別の職場を選んだということです。

 

新しい職場で働き始めた渡辺君は、これまでよりも幅広い分野で処方箋業務ができるようになったことに対して大きなやりがいや充実感を感じていて、仕事に対しても将来の目標を掲げることによって、今日も頑張ろうという気持ちになれるそうです。

彼は仕事を変えてから忙しくなり、これまでのように気軽に飲みに行くことも難しくなってしまいましたが、LINEなどで良く連絡は来るので、友人関係は続いています。以前から結構う前向きな渡辺君でしたが、仕事を変えたことによってより一層前向きになっているような気がします。

彼が勤めている新しい職場では、ネットワーク内で薬剤師が昇進できるシステムがあり、彼は底を目指して毎日精進しているようです。はっきりとした目標を持つことで、気持ちに大きな変化が現れるものだということを、彼の転職を見て学んだような気がします。

転職成功のポイント

渡辺君の仕事探しが成功したポイントは、自分がどんな仕事をしたいのかはっきり自分自身で理解していたことだと思います。

エージェント選びの段階から、自分がこんな風に働きたいということが分かっていたため、その希望を満たす求人を多く取り扱っているエージェントを選んだことが、迅速に仕事探しに成功した秘訣ではないでしょうか。

現在の職場に対して不満を持っていると、仕事探しをする時にはどうしても同業種は気持ち的に避けたくなるものです。しかし、だからと言って他にどんな業種があるのか、その中で自分にピッタリの業種は何なのか、まで自分自身を理解している人って意外と少ないので、迷ってしまうことも多いのです。しかし渡辺君のようにはっきりとした目的がある転職なら、仕事を変えることがマイナスになることって少ないと思います。

Share this Story

Check Also

イーキャリア転職成功談(薬剤師)

転職の経緯 私が ...

サイト内検索