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薬剤師ナビを使って転職失敗(MR)

私が学生の頃にお世話になった先輩リエさん(当時30歳)は、薬剤師の免許を持たずにMRとして働いている優秀な人なのですが、転職した際には失敗した苦い経験を持っています。事例をご紹介しましょう。

転職の経緯

現在、リエさんは製薬メーカーでMRとして働いています。前職も同じMRのお仕事をしていましたが、勉強熱心で人当たりが良く、営業という仕事が天職というぐらい仕事をバリバリこなしていました。

私はただただ尊敬していて、リエさんが社内でも優秀な成績を出していると聞いても全く驚きませんでした。

以前の職場でリエさんは素敵な男性と出会って結婚することになったのですが、その際に同じ職場では働きづらいということもあって、リエさんは別の同業種へ転職したという経緯がありました。当時の彼女は結婚しても子供はいらない、ずっと製薬会社で働き続けたいと言っていたのですが、実際に結婚すると半年程度で妊娠していることが分かりました。リエさんにとっては想定外だったようなのですが、出産後も仕事は続けて良いと旦那さんが言ってくれているため、産休から育休を取得することにしたのです。

リエさんが転職した理由は、結婚したパートナーと同じ職場では何かとやりづらいだろうからということで、特別、その仕事が嫌だったというわけではありませんし、働きづらい環境だったというわけでもありませんでした。

仕事を辞める理由によっては、新しい職場がどんなに優良な所でも、どうしても大好きだった前職と比べてしまって不満が残ってしまうこともあるのかもしれませんね。

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薬剤師ナビを利用して失敗

リエさんが仕事探しで活用したのは、薬剤師ナビという転職エージェントでした。

この転職エージェント、薬剤師ナビは薬剤師の求人情報を主に取り扱っているのですが、MRという仕事は薬剤師の資格を持っている人が多く求職するため、このエージェントでも力を入れている仕事となっています。担当者のコンサルタント力に定評があり、転職成功者の満足度も抜群に高いのが、薬剤師ナビの特徴と言えるでしょう。

リエさんも、薬剤師ナビを使ってたくさんの求人情報の中から自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことができました。

リエさんが薬剤師ナビを選んだ理由は、ネットですぐに見つけたという事の他には、以前からエージェント名は聞いていて、知名度が高い所だと安心だと思ったという点と、満足度がとても高いから信頼できる所に違いないと思ったというのが理由です。

実際にリエさんが仕事探しをする時にも、いろいろサポートをしてくれて、条件が良さそうな仕事を紹介してくれるなど、至れり尽くせりなサポートを受けられたそうです。

どんな所が失敗だったか?

リエさんが新しい職場として選んだのは、同業種の製薬会社で、職種も同じMRです。

この職場がRさんは嫌いというわけではありませんが、福利厚生面で不満を持っています。仕事を探していた時は、結婚したばかりだったため、独身の頃と同じ感覚でやりがいのある仕事ができる職場と優先して決めたそうです。

しかし、実際に結婚して妊娠してみると、育児休暇がたっぷり取得できる職場ではなかったことを初めて知り、前職と比べると福利厚生面でイマイチな点に不満を感じるようになったのだとか。それが、失敗だったなという感情につながる結果となりました。

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リエさんの仕事探して失敗した点を挙げると、自分には必要ないと思っていた福利厚生の部分を詳しくリサーチしなかったという点ではないでしょうか。

例えば、20代前半だと、老後の貯蓄を真剣に考える人は少ないですし、職場で財形制度があっても興味がないという人は多いでしょう。

福利厚生や休暇制度についても同じで、バリバリ働こうと考えている人にとっては、そうした部分は自分には無縁だと思っているためリサーチしないことが多くなります。しかし、人生何が起こるか分かりません。リエさんの場合にも、育休のことをしっかりと調べていれば他の職場を選んだかもしれませんよね。

転職失敗を繰り返さないためのアドバイス

リエさんは現在、出産して育児と仕事を両立しています。

妊娠した時には、育児休暇は1年程度取りたいと希望していたのですが、新しい職場では育児休暇は3カ月までとなっていたため、彼女は不満を抱えながらも3か月で復帰し、現在に至っています。こうした失敗を繰り返さないためには、仕事を変える際には、福利厚生についても複数の企業を比較することが大切だと思います。

自分は結婚しない、出産しないと思っていても人生何が起こるか分かりませんし、自分は若いから定年に向けた財形貯蓄等は必要ないと思っていても、家族を持ったりすれば将来のことも考えなければいけませんし、それに向けての準備を始めなければいけません。

仕事探しでは、あれもこれもと欲張っていたのではなかなか自分に合った仕事を見つけにくいのですが、優先順位が低い部分についてもある程度のリサーチをしておくことは必要かなと思います。

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