転職の経緯
大学の頃にアルバイト先で知り合ったU君(当時28歳)は、大学2年の頃からIT系の仕事がしたいと言って、大学4年の時に大手のソフト開発企業へ内定した彼は、憧れだったSEになるために仕事を頑張っていました。
しかし、その企業では部署によって残業や忙しさ、働きやすさが大きく異なっていたようで、U君の場合、最初の2年ぐらいはマルチメディア部という所で画像や動画を使ったシステム開発に取り組んでいたようですが、その後異動になり、CADを使ったプログラム開発を行うプロジェクトに関わることになりました。
U君はもともとかなり真面目で頑張り屋だったこともあり、未経験だったCADも勉強のうちだと頑張っていたようですが、その部署は人数が不足している上に上司の工程管理がずさんで、そのために職場環境はあまり良くなかったようです。特にU君はCADについては未経験だったこともあり、人一倍努力したのですが、やはり経験者にかなうはずはなく、上司や先輩から「こんなことも知らずによく働けてるな」とモラハラまがいの扱いを受けることも多かったようです。
U君に限らず誰でもそうだと思いますが、職場環境が良くない所で働いていると、精神的に追い詰められやすくなりますし、他人のミスが自分の責任になったりすることもあったりで、社員は長く定着しないものです。U君の職場でも、女性SEは転職や退職でどんどん辞めていき、新入社員も長く続かないという状況が続いたそうです。U君もそんな環境で働くことで、会社を辞めたいと次第に思うようになりました。
転職エージェントはマイナビエージェントを利用
会社を辞めたいなと思っても、上京して一人暮らしをしていたU君にとっては、転職先をまず見つけなければ仕事を辞めることはできません。毎日終電という生活が続いており、時には徹夜で仕事ということもあった彼にとっては、のんきに仕事探しができる時間も体力も気力もなかったはずです。そんな状況に追い込まれた彼が選んだのは、転職サイトやエージェントを活用した仕事探しでした。
こうしたサイトは、いつでもどこからでもアクセスできるので、短期間でサッと職場を変えたい人や、U君のようになかなか帰宅できないほど残業が多いという人にとっては、仕事探しを成功するためにはとても便利で利用価値が高い方法だと思います。ネットを探すとサイトやエージェントはたくさんありますが、それぞれサービスや取り扱っている求人内容が異なりますから、どこを選ぶかによってどれだけ早く仕事探しに成功するかが変わってきます。
U君の場合、担当者がいろいろ仕事探しを手伝ってくれて紹介してくれるサービス内容でマイナビエージェントを選んだのが素早く成功した理由かなと思います。このエージェントは、プロの視点から的確なアドバイスをくれるので、自分に合った新しい職場を見つけやすいという評判が多いです。
転職後の変化
U君が職場を変えた後、私は彼に何回か会う機会があったのですが、仕事が楽しいのに加えて、家に帰った後にテレビを見ることができる喜びを満喫していると言っていました。学生の頃にはテレビが大好きだったのに、仕事を始めてからは毎日終電という生活を送っていたため、テレビもろくにみることができず、そうした点でもストレスが溜まっていたのかもしれません。しかし仕事を変えたことによって生活にリズムを作ることができ、コンビニばかりではなくスーパーに立ち寄って食べたいものを買ったり、友人と外食できる時間を持てることに、とても喜んでいました。
プライベートが充実すると、仕事に対してのモチベーションがグッと上がりますね。プライベートを充実させる方法は難しそうで意外とそんなことはなく、別にスペシャルな何かをしなくても良いのです。U君のように、スーパーが空いている時間に帰宅して、ゴールデンタイムでテレビが見られるという生活をするだけでも、自分だけに使える時間を作れるので精神的にバランスを取りやすくなります。そうしたU君の変化は、傍から見ていてもはっきりと違いを感じることができました。
転職成功のポイント
U君の場合、SEというスキルを活かして新しい職場を探したかったらしく、そのために転職先はIT企業と限定していたそうです。
しかし、ITと言ってもメーカー系か外資系か、商社系とか通信系などいろいろあるわけで、取り扱う案件の種類やタイプ、忙しさや職場環境などが違います。彼が成功したポイントは、やっぱり仕事探しのプロから的確なアドバイスをもらえたことが大きいのではないかと思いますね。自分1人だと、選択肢を広げることってなかなか難しいですけれど、SEの仕事探しに精通している担当者がついてくれれば、仕事は見つけやすいような気がします。