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薬剤師の派遣とバイト・パートの違いは何?

薬剤師の資格を活用する働き方として正社員として転職する他にも様々な働き方があります。人手不足が慢性化している薬剤師ですが、それに伴って薬剤師の転職事情や働き方も多様化しています。

特に多いのが、派遣薬剤師またはパート・アルバイト薬剤師として働くスタイルです。

では具体的に正社員の薬剤師とは何が違うのでしょうか?

雇用形態の違い

薬剤師に限らず、他の業界でもそうなのですが、薬剤師の転職時に考えるべき雇用形態は主に次の4つに分けることができます。

  1. 正社員
  2. 契約社員
  3. パート、アルバイト
  4. 派遣

それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.正社員としての薬剤師

所謂正社員。

契約期間などはなく仕事の従事する人を正社員と呼びます。イメージは付きやすいかと思います。

最も収入面では安定しており、仕事の経験、スキルアップ、そして最もキャリアアップしやすい雇用形態です。また企業に付帯する福利厚生も利用しやすいのが特徴です。

その分、求められる業務レベルが高かったり、責任が大きかったり、残業があったりと、(デメリットとは言いませんが)それなりのハードルもあります。

薬剤師

2.契約社員としての薬剤師

正社員薬剤師との最も大きな違いは「働く期間や給与などが予め決まっている」ことです。あくまでも契約は企業と個人間で結ばれます。

薬剤師の契約社員の期間は1年未満というケースが一般的です。継続する場合は契約更新を行わなければなりません。ただし、必ずしも契約更新できるというわけではなく、企業の人材状況や、その人の就業状況、成果によっては契約打ち切りとなるリスクもあります。

また、契約社員からスタートして、正社員に採用されるケースも多々あります。

仕事内容自体は正社員と変わらない事が多く、薬剤師としての実力も評価されやすいので、人によっては正社員よりも多く給与や賞与がもらえる契約社員薬剤師もいるくらいです。

3.派遣社員としての薬剤師

最近主流になりつつある雇用形態が派遣薬剤です。

人材紹介会社や派遣会社に登録して、派遣先を紹介してもらい、そこで働くのが派遣の仕組みです。

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給与は月給制ではなく、時給で支払われるケースがほとんどです。

正社員や契約社員薬剤師のように、企業や病院での求人は少なく、調剤薬局やドラッグストアなどの求人割合が高いです。

基本的に、出勤・勤怠の管理や、給与の支払いは派遣会社を通じて行われることになります。あくまでも雇用管理は中間の派遣会社が行うので、派遣先の企業や病院、薬局と直接雇用に関するやり取りを行うことはありません。

自分で契約交渉をしなくてよい事や、働く場所や時間等の就業条件に融通が利きやすい点が非常にメリットです。

ただし、契約期間が決まっていることが多いことや、給料などが上がりにくいことがデメリットとなります。

とは言っても、一般的な派遣社員よりも給与は高めですが。

4.パート・アルバイトとしての薬剤師

勤務する曜日と時間を決めて働く雇用形態が「パート」「アルバイト」です。
(月・水の10時~15時まで・・・等)

「パート」「アルバイト」という言葉はほぼ同じ意味です。一般的に、主婦が行うのが「パート」、学生が行うのが「アルバイト」という区別をされます。

給与は時給で支払われるのが一般的です。

最も大きなメリットは、やはり「時間と場所の融通が利く事」です。

薬剤師の資格は持っているけど、小さい子供がいる方や、家庭の事情でフルタイムで働けない薬剤師には最も人気のある雇用形態でしょう。

ただ、融通が利く分、任される仕事が限定的で、スキルやキャリアアップが望みにくい事、正社員や契約社員、派遣社員のような福利厚生は期待できないというデメリットがあります。

パート・アルバイトの求人は調剤薬局やドラッグストアがほとんどです。調剤薬局はまだ良いですが、ドラッグストアの場合は接客業務や棚管理など、本来の薬剤師としての仕事以外の管理業務が多くなる場合があるので、仕事内容をしっかりと把握しておくことが重要です。

しかしながら、薬剤師のパート・アルバイトの給料は他の業界と比較するとかなり高い傾向にあります。般的に薬剤師アルバイトの時給は1500円~2500円という好条件です。特に東京や都心部では時給3000円を超えるような好条件の薬剤師アルバイト求人も出ています。

薬剤師専門の転職サイトに登録

ハローワークやバイト求人情報サイトで仕事を探すのもよいですが、せっかく薬剤師の資格を持っているのであれば薬剤師専門の転職サイトに登録して転職・求職活動を行いましょう。

また転職エージェントを活用すれば、各企業の採用担当者や現場担当者からヒアリングしている情報はもちろんのこと、実際の転職者からの情報提供などもしっかりとデータが蓄積されています。詳細を知りたい企業名を伝えればすぐにその内情を詳しく教えてくれ、転職活動の大きな参考情報となります。

こちらの記事にも書きましたが、薬剤師転職に強い転職エージェントとしては、下記の3社が挙げられます。

  1. 薬キャリ
  2. マイナビ薬剤師
  3. リクナビ薬剤師

まずはこちらの3つの転職エージェントに登録し、情報収集をすると、企業毎のより詳細な情報を得る事ができるので、積極的に活用しましょう。

 

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