JACを使った転職成功談(ITエンジニア系)

転職の経緯

私の実家のすぐそばに住んでいるYさん（当時25歳）は、もともとはIT企業でSE職として働いていたのですが、まったくITとは異なる仕事に転職した人物です。彼女は子供の頃から姉御肌で、学校に集団登校する際にはいつも先頭を歩き、低学年の子供達の手をつないで登校するほどでした。そんな彼女だから、学校の先生とか人と関わる仕事をするのがあっているのかなとずっと思っていたのですが、学校を卒業してからITエンジニアとして就職したと聞いた時にはかなり意外でしたね。

Yさんは、仕事を始めてから2年程度で、もっと人と関わる仕事をしたいと考えるようになったそうです。それが仕事探しを始めるキッカケになっているわけですが、彼女が勤務していた職場では、SE達は言葉を交わすこともなくもくもくとプログラミング作業に追われ、出社してから退社するまでに交わす言葉といえば「おはようございます」と「お疲れさまでした」程度だったのだとか。ランチも外出する時間がなく、同僚と交代で、先輩のランチも含めて買い出しに行かされることもあったようです。そうした環境があっている人もいるかもしれませんが、きっと彼女の性格には合わなかったのでしょうね。辞めたいという気持ちはどんどん強くなり、毎日起きて出社すること自体が苦痛に感じるようになった時、仕事を辞めようと決意しました。

転職エージェントはJACリクルートメントを利用

彼女が仕事探しに活用したのはJACリクルートメントというエージェントで、ここは知名度はイマイチなのですが取り扱う求人の待遇がバツグンで、しかも外資系企業の求人もたくさん取り扱っているのが特徴のエージェントです。Yさんは、IT系でなくSEでもなく、もっと人とかかわりを持てる仕事をしたいと希望し、担当者と何回かヒアリングを行った結果、外資マンパワー系の仕事斡旋会社へ就職しました。

その企業では、外資系企業からの求人を多く扱っていて、Yさんの仕事は、そうした企業にコンタクトを取りながら求人情報を収集し、それを求職者に紹介するというお仕事のようです。たくさんの人と関わることができる仕事ですし、一日中ほとんど誰とも会話をしない生活をずっと続けてきた彼女にとっては、まさにピッタリの職場を見つけたのだと思います。

転職後の変化

私はYさんが仕事を変えてからは、まだ直接顔を合わせる機会が無いのですが、私の母はYさんの母とよく話をするらしく、彼女の近況や変化などについても良く耳にしていました。Yさんの母曰く、仕事を変えてから表情がとても明るくなり、会話でも冗談やジョークが飛び出すようになって、昔の元気さを取り戻してくれた、また服装もこれまではおしゃれに気を遣わないような格好で出社することが多かったけれど、最近では明るい色の服を好んで着るようになったり、アクセサリーなどにも気を遣うようになり、適齢期の娘を持つ母親としてはとても嬉しいのだそうです。

私は女性ではないので、そうした女性ならではの心境の変化はなかなか分からない部分があります。でも、劣悪な環境の職場から仕事を変えて、毎日出社することが楽しくなるような職場で働けるということは、男性にとっても精神面でかなりプラスになりますし、モチベーションが全然違います。社畜状態の環境だと、自分の気持ちに目を向けず、とりあえず時間だから出社しないと叱責されるぐらいにしか考えませんけれど、やりがいを感じられる所なら、今日はこの業務をした後にこれを片付けて、と自分の中でスケジュールを立てることが楽しくなったり、一日を頭の中でシミュレーションしやすくなるような気がします。仕事を変えることって、男性でも女性でも精神的に大きな変化があることは間違いないと思いますね。

転職成功のポイント

Yさんが仕事を変えることに成功したポイントはいろいろあると思います。

まず一つ目は、活用した転職サイトやエージェントの存在は大きい事ですね。仕事探は自分1人でもできます。しかし自分一人だけで探すと、どうしても自分の中の固定観念に縛られてしまうというか、フレキシブルに広い範囲で求人を見られなくなってしまうことが多かったりします。でもエージェントが仕事探しをサポートしてくれる場合には、ヒアリングとかカウンセリングをすることで、もしかしたらこんな仕事があっているのではないか、と求人検索の際にはいろいろなアイデアをくれたり、アドバイスをしてくれたりするので、それまでは考えてもいなかった業界を知ることができたり、実はそこが自分にとっては理想的だったということもあると思います。

Yさんの成功事例を見ても、それまでのSEを辞めて人材あっせん企業へ就職したわけですから、大きな環境の変化ですよね。幅広い視野でたくさんの求人を見ることは、仕事探しに成功するポイントと言えますが、働きながら仕事を探さなければいけない社会人にとっては、エージェントがいろいろサポートしてくれることもまた、成功のポイントだと思います。